きみは金色



真っ直ぐな言葉が、中心をつらぬく。




「大丈夫だって、思えるようになった。ずっと……ずっと、受験が不安で仕方なかった。入学したときから、3年後の大学受験で失敗する夢をみてきた。でも、大丈夫って、思わせてもらえたから…っ」




シンとした空気の中に、しみこんでいく。




「受験の、とき。えんぴつを持つ手がふるえませんでした……」




真子の、




「……っ、ふるえなかったの…」





真子の声は、ふるえていた。





「頭が真っ白にならなかった。ちゃんと、覚えたものが浮かんできて、それから、その人の顔が、見えた気がした」




…うん。




「がんばれって、言ってくれてる気がした……その人が……レオくん、が…」




……うん。




「でもわたし、大切なことを、レオくんに言えなかった。レオくんにたくさんもらったのに、レオくんを傷つけた」