イヤな予感が、じわりと胸に忍び込んでくる。
まさか。
…事故、とかじゃないよな?
イヤ、まさか。それは。ないって。
自分で考えた言葉が、急に怖くなってきた。
なに考えてんだ、おれ。バカじゃねーの。
単なる寝坊かもしんねーじゃん。真子が寝過ごしたりするとは思わないけど。
でも、だからって事故なわけないだろ。そんなわけ。そんなわけ……
「……っ、」
いてもたってもいられなくなって、思わず立ち上がっていた。
それと、同時だった。
ーーーガラリ。
教室のドアが開く音。
おれは、目を見開いた。
「ーーーーーーー」
そこにいたのは、真子だった。
真子だけど、真子じゃなかった。
おれの記憶のままの、真子じゃなくて。



