少し緊張したかんじで結ばれたくちびる。
一生懸命カメラのレンズを見たんだろうなっていう、まんまるい目。
ここに映るだれよりも白い肌で、他のヤツらより小柄の体型。
でも、おれの目には、ひときわ存在感を持って映る。
…そうだよ。真子は可愛い。
そんなのおれが1番、よく知ってる。
教室の出入り口をチラッと見る。
制服を着て、髪を結んだ真子に会える。会うの、1週間ぶりだ。
そう意識し始めたら急にソワソワしてきてしまって、なんか無性に落ち着かなくて。
おれは席を立つと、カメラを構えだした裕也たちに言った。
「…おれちょっと、出るわ」
「おー?いってらー」
見送られて、教室を後にする。
ほんと、なんでだろう。ジッとしていられない気分だった。



