きみは金色

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真子の北海道滞在期間は、１週間。


全く会えないその７日間は、思ったより長かった。



最初はほんと、１週間なんてすぐだし、とか。


大学生入る前くらいしか、北海道のばあちゃんになんてなかなか会いにいけないし、まあしょうがないよな、なんて。



そんな風に余裕ぶっていたけど、日に日にさみしくなっていって、５日目。



すっかり弱ったおれは、ファミレスでおち合った裕也に爆笑された。




「ぶははっ！！なんっでそんな死そうな顔してんだよー！！」

「……うっせ」



…この年中脳みそ夏色男め。


ムッと口をとがらせて、ついできたばかりのジュースをすする。



このファミレスに来るのも、もう何度目になるのか。


この店にいくらつぎ込んだもんか、なんて考えたけど、注文していたメニューはたいてい、１番安いチャーハンかドリンクバーだけ。


来た回数にしては、低い金額だ。