きみは金色


ゴクリ、と水を飲み込む音。


真夏の熱い日差しが、取り入れた水分をすぐさま奪おうと、ジリジリ照りつけてくる。



…暑いな。夏だもんな。


最近部屋にばっかいたから、こんなにも日差しがキツいことを忘れてしまっていたのかもしれない。



「あ、そうだ。飯田さぁ」



痛いほどの眩しさに目を細めていたら、隣から質問が飛んできた。



「前連れてきてた彼女、続いてんの?」

「………」



ヒクッと一瞬、顔が引きつる。


…気分転換しに来たのに、なんでその話題になるかな。



「…え、別れたん!?」

「別れてねーよ」



即答で返して、ムッとくちびるを結ぶ。


むくれるおれに状況を察したのか、隣からクツクツ笑い声が聞こえた。



…いや、笑い事じゃねーし。



「そういや女キャプの木下がさぁー、メールもラインもほとんど返してくれないって怒ってたぞ」

「あー……?そうだっけ」

「はは、一応元カノだろー?他のヤツはどーでもいいとか、お前ほんと今の彼女好きなんだなぁ」