きみは金色



「ナイッシュー!飯田!!」



体育館の床と、外のコンクリートは違う。


ボールが跳ねる感じも、足裏に響く衝撃も、全く別のものだ。



それでも楽しそうなかけ声は同じで、おれたちは集合してすぐ、必死でボールを追いかけていた。



今日集まった中学時代のメンバーは、6人だった。


冬の時みたいに大人数じゃないし、1on1が主体のおアソビみたいなもんなんだけど。


それでも夢中になれる時間は、やっぱり楽しくて。


気持ちいい。心地いい。


流れる汗から、悪いものが出て行ってくれる気がする。



「すっげーな、シュート率現役並みじゃね?」



座り込んで休憩して、ペットボトルに口をつけている時。


メンバーのうちの1人が横に来て、そんなことを言ってきた。


硬い髪質の短髪は裕也のものに似ているけれど、色は真っ黒だから、受ける印象は真逆だ。



「…そうかー?全然、感覚もどらねーわ」

「すっげ入れてるじゃん、今日」