…ちがう。そうじゃない。
希美の言葉に一瞬混乱したけど、心では冷静にそう思っていた。
だって進路についてなら、おれからも質問したことがある。
ずっと前にだけど、2人の時に話したんだ。
O大目指してたけど、地元のA大にするって。
家から通えるし、レオくんと離れないからって。
すっごい照れながら、真子はそう言ってーーー
「…は?だって見たし。あの子の進路希望調査票。偶然にだけど」
希美はいっそうふてくされた表情をおれに向けて、そう答えた。
「夏休み前に出したやつ。あの子第一希望、O大って書いてたよ?」



