長い足を数歩踏み出して、おれの目の前まで歩いてくると、ポカッ!と。 木下は、右肩あたりにパンチを繰り出してきた。 「痛っ……なんだよ!?」 本人にしたら軽いつもりかもしれないが、けっこう痛い。 木下はパワーがあるから、たしか女バスでは生粋のスリーポインターだったはずだ。 「飯田、久しぶり」 怒り声のおれに構わず、木下はヒヒッと笑った。 「今日は女子も合同だから、よろしくね」