きみは金色


…むしろ、来てほしかったのはおれの方だし。



真子が、彼女として応援に来てくれること。

真子を自分の母校につれて来れること。


ちょっとじゃなくて、めちゃくちゃ嬉しかったりするんだ。



体育館内に踏み込むと、予想通り、元部員以外の観客もたくさんいた。


スカート。ふわふわのスリッパ。


明らかに見に来ただけだろ、ってかんじの格好の女子たちが、高くなっているステージに並んで座っている。



その女子たちが、ぴょこん、とステージから飛び降りて。


ドリブルをしていた元部員たちも、こっちを振り返って。



「「飯田っ!!」」

「「飯田くんっ!!」」



大きな声で名前を呼ぶと、おれのところにいっせいに集まってきた。


突然浴びた注目に、棒立ちになったまま目を丸くする。



「うーわっ!!飯田、久しぶりだなー!!」

「卒業以来じゃね!?」

「つーか、髪!!金色かよ!!」

「不良かよお前!!」