まず使ってくれるっていう行為がかわいいし、ポニーテールも新鮮で、ほんとにかわいい。
そんで、『レオくん』が定番になってるってのも、うれしいっつーか。
ニヤニヤがおさまらないままバッシュに履き替え、体育館内に入っていく。
もう来て、バスケを始めているヤツらもいるみたいだ。
姿を見るより先に、ボールが床に跳ねる音が重なって聞こえてくる。
「…ね、レオくん」
高い位置にある髪をふわん、と揺らして、真子が不安そうに聞いてきた。
「わたし…ほんとに入っていいのかな?」
コートに首をうずめて、遠慮がちにあたりを見回す真子。
冬日の中でも今日は一段と寒くて、おれも持っている中で1番ぶ厚いコートを選んできた。
コートを脱いでしまえば、その下の格好は動きやすいジャージで、もう準備万端なんだけど。
「え?」
「えっと、今になってだけど…お邪魔じゃないかな…と思って。だってせっかく、久しぶりにーー」
「全っ然!!だれでも呼んでいいって書いてたし」



