ケータイ小説 野いちご

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    • 憧れの先輩
    • VD2020【お題】
    • 教室

    あーあ、遅くなっちゃった..。

    さすがに先輩もう残ってないよね?

    私は片思いしてる先輩にチョコを渡すために部活終わるまで待ってたんだけど...
    いつの間にか寝ちゃっててもう真っ暗
    はぁ、最悪のバレンタインだ...
    頑張って作ったのにな...家に帰ってお父さんにでも渡そう

    鞄を持って帰ろうと教室を出た時、
    「渡邉、やっと起きた?」

    え!?なんで先輩が..!?
    「お、大久保先輩!?まだ残ってたんですか!?」
    夢だよね?先輩が残ってるわけない。
    「帰ろうと思ったら教室に電気が付いてたから覗いたらお前が寝てたんだよ」
    み、見られてた..。お恥ずかしい..
    「も、もしかして起きるまで待っててくれたんですか?」
    「まぁな、こんな暗いのに1人で帰らせられねーだろ」

    もう、こういうとこだよ先輩。
    私はクスッと笑って

    「へへ、すみませんっ、一緒に帰りましょ
    あ、私先輩に渡したい物があるんですっ」

    開く閉じる

    • 憧れの先輩
    • 放課後
    • 教室
    • 後ろからギュッ

    私には一つ上の要(かなめ)先輩が好き。
    でも先輩に思いを伝えれてないから
    今日は絶対に思いを伝えよう、そう思っている

    「おはよ」

    声をかけられて振り返ると要先輩の姿があった

    「お…おはようございます
     あの先輩今日の放課後話があります」

    「分かった。俺が茉優の教室に行くわ」

    「あ、はい。待ってます」

    …放課後

    「茉優」

    「わざわざ呼び出してすいません」

    「大丈夫。それでなんかあった」

    「あの、えっと、ずっと先輩が好きでした 付き合ってください」

    「ほんとか?」

    「はい」

    「俺も茉優が好き 付き合おう」

    断られると思っていたから嬉しくて
    泣いてしまいそうになった

    恥ずかしくて後ろ向いた
    その時、ギュっ

    先輩が私を後ろから抱きしめた

    「茉優、これからよろしくな。大好きだよ」

    「はい、私も要先輩が大好きです」

    私のバレンタインは最高に幸せな日になった

    開く閉じる

    • 先生
    • 放課後
    • 廊下

    今日はバレンタイン
    私にとっては戦いの日。

    気になってる先生にチョコを作ったけど、恥ずかしくて渡せないまま放課後になってしまった。

    「用がないならさっさと帰るんだぞー小坂」

    平野先生?!これは今がチャンスだよね。

    「平野先生!あの、これ良かったら…」

    「え?俺に?」

    「貰ってくれませんか」

    「義理チョコってやつか!小坂は優しいな〜」

    先生はクシャッと笑いながら大きな手で私の頭を撫でてきた。
    ああ、私はこれにどれだれ心を苦しくさせられたことか。
    他の人にも沢山こうやって優しくしてるんだろうな、でも、私だけに、ってわがままになってしまう。
    これ本命なんです。とも言える訳がないけど…でも…。

    「義理チョコじゃないのをあげたのは平野先生だけなんですからね!さようなら!」

    ドンッ!

    先生…?

    「義理じゃないなら、本命って事でいいの?
    こっちも本気になってもいいって事?」

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