ケータイ小説 野いちご

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    • 芸能人【お題】
    • 登校中
    • 通学路
    • 頭ぽんぽん

    「キャー!見て!日向くんよ!!」

    !!!
    日向くんに登校中に会えるなんて!!今日の私ついてるかも!!

    ―ドサッ

    人の波に押され私は、転んでしまいました。やっぱりついてない。

    膝から血が…スカート汚したくないけど、今日に限って絆創膏忘れちゃったし…

    「ねぇ、キミ!どうしたの?膝から血が出てるけど…よかったら俺の絆創膏使う?」

    !?日向くん!!

    「い、いえ!大丈夫です!!学校も、もうすがだし!!保健室で手当してもらいます!!」

    「俺の膝の上に足乗せて?」

    「…失礼します」
    こんなの申し訳なさすぎる!!周りからの目線も痛いし…

    「そんなに周りからの目線が怖い?」

    「え!ご、ごめんなさい!」

    「謝らないで?俺の方こそごめんね。無理やり手当てしちゃって」

    「いや!!私の方が申し訳ないです!!」

    ―ポンッ
    「こんなに可愛い子が怪我してて、ほっとけないでしょ」

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    • 芸能人【お題】
    • お昼休み
    • 保健室

    だるい 体が重たく感じる 頭も痛い

    昼休み、私は保健室にいた。

    保健室の外は騒がしいのに、私だけが世界から切り離されたみたい。

    「はぁ…」

    「なに溜息ついてんの、葉月。」

    「うわっ、晶じゃん。なんでいるの?」

    「うわっ、ってひどくね?お前のこと心配してきたってのに。」

    「その心配はマネージャーの私でしょ?」

    「ま、それもあるかな。」

    そう、俳優の晶の心配は『マネージャー』の私であって、『葉月』じゃない。

    私は晶から体を背けた。

    「いーですよ、私はどーせ誰にも心配されないんだから。」

    「そんなこと、ないと思うけど?」

    ぎゅっ 晶の温かい体温が背中から伝わってくる。



    「俺は好きな女のことが心配で来たんだけど。」

    熱は当分体から離れてくれなさそうです。

    開く閉じる

    • 芸能人【お題】
    • 放課後
    • 教室

    常時メガネとマスク着用の陰キャな彼に近づく子はいなかった。私も含めて。

     でもあの夏の日――。

     忘れ物をして夕陽に染まった教室に戻った私は、一人机に突っ伏す彼を見つけた。
     この猛暑でもメガネとマスクをしたままで心配になった私は初めて彼に近づき。
    「睫毛長っ」
    「へ!?」
     飛び起きた彼の顔からメガネが外れ私の足元に落ちてきた。
    「やべ!」
     私はそれを拾い慌てた様子の彼に手渡す。
    「壊れてはいないみたいだけど」
    「あ、ありがとう。……驚かないんだ?」
    「睫毛が長くて驚いた」
    「そうじゃなくて」
    「え?」
    「……バレてないならいいんだ」
    「よくわからないけど、熱中症じゃなくて良かった」
     笑顔で言うと、彼の瞳が大きく見開かれた。


    「あれで俺は恋に落ちたんだ」
    「またその話。気付かなくてごめんね! どうせ疎いですよ」


     彼が実は超人気モデルだと知ったのは、その少し後のことだ。

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