ケータイ小説 野いちご

夜をすり抜けて

投げられた鞄


ぽーんと


親友のヒロミが投げたわたしの学生鞄が

きれいな弧を描いて
大きなトラックの荷台にスポンと消えた。


観音開きの扉が全開していたその荷台には

たくさんの段ボール箱が積まれていて

その隙間にストンと鞄は落ちた。





て言うか、投げ込まれたんだよね、つまり。




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