「それもう問題じゃん。大問題だよっ!!!」



「あっ、そうですね!」



「ぷっ、変なやつ〜」



「変?!酷いですよ!!」



「あ、怒った」



「茶化さないで下さい〜」



するとそこへ永倉さんがやって来て、私を見るや否や、すぐに不機嫌になった。



「うるせぇな。食事くらい静かに取れよ。それと平助、そんな奴と馴れ馴れしくすんな」



「へいへい」



そう言って藤堂さんは呆れたように再び箸を持った。



「ぱっつぁん、普段はあんな奴じゃないんだけどさ。新選組の事となると人が変わったようになるんだよなー。ま、だからこそ新選組の1・2を争える剣豪になれるんだろうけどな。



ぱっつぁんの言うことは気にしなくていいからな、環奈」



と、藤堂さんは耳打ちしてくれたけど、永倉さんの言う通りだと思う。仲間が素性も知れぬ人間と戯れてたら気に入らないのなんて当たり前だよね。