清江さんは、だいぶ認知症が進行していて、「今」の自分がどういう自分なのか、も、記憶していられる時間が短くなてしまっている。

でも、認知症になっても、消えないことはありますから。

いやぁ、もう、ボロボロに泣いて。私も祖母がいるので、他人事じゃないんだもの。あれはダメだよ、涙腺ゆるみまくって大変だったよ。(笑)

清江さん、チカラに「チカラさん」「あなたに会えて良かったわ」と。
言われたチカラは、必死で泣かないようにしていました。

人は、誰かに、「あなたに会えて良かった」と言われるために生きているのでは。
そんな風に思ったチカラ。
うん、そうですね。それってすごい幸せなことですね。


チカラは、というと、第7話で灯に出された、中越家の「3つの宿題」を、
第8話の最後に、子どもたちの見ている前で、灯に話していました。

リビングに、子どもたちの小さい頃の写真が何枚も、コルクボードに貼ってある。

高太郎、勉強についていけなくなっている。学校でも、おまえヤバいよってバカにされている。
そんな幸太郎にチカラは、高太郎が自分を好きなら、大丈夫、と。

高太郎の名前は、詩人の高村光太郎からとったけど、間違えて「光」を「高い」にしてしまった。でも、こんな僕でも、灯ちゃんと結婚できた。