今回も、よく撮れたなと思う。
取材する相手は、白人の組織「KKK」と、黒人の組織「ニューブラックパンサー党(新黒豹党)」。

正直言って、どんな人たちなのかよくわからない。アジア人である日本人がそんなところに行って大丈夫なの? よくわからない、というのが一番怖い。

そもそも、同じ思想を持つ者が集まる、というのが、日本人にはなじみがない。

最初に現れたKKKの人は、意外にも、番組スタッフと普通に握手していた。
カメラを向けられるのを嫌がる人もいる。でも、そんな態度はいっさいなかった。

握手、するんだ。それが最初に思ったことだった。
人種差別的な人だったら、握手を嫌がるんじゃないか、白人以外、触りたくもないんじゃないか、というイメージはいきなり壊される。