「おはよ、芽依。早いな。」 「あ、おはよう。 ママもう行っちゃったしね。 座ってて。 飲み物なに?コーヒーか牛乳か麦茶か水だけど。」 「コーヒー。 熱いのにして。」 「はーい。」 私は碧に朝食とコーヒーを出した。 「お弁当、いる? 一応作ったんだけど……。」 「まじで?いるいる! すっげー嬉しい。」 「ほんと?よかった。 無駄にならなくてよかった。 あとこれ合鍵ね。」 「うん、さんきゅ。」