ケータイ小説 野いちご

【完】籠球ロマンティック

3rd time
要らない




昨晩のことがあり、練習を一日休みにしよう、とその日の晩に葉月からグループラインに飛んできた。


律子は冷静になってすぐに、それぞれのメンバーに謝罪の連絡を入れ、誠意を込めて謝罪を述べる。


葉月は冗談半分に『リッコ生理近くてイライラしてたんでしょ?』なんて言って笑ってくれ、恋夜には『あんた色々考えすぎなんじゃね?』と呆れられた。


その双方の共通点と言えば、どうしてあんな態度を取ったのか聞かなかったこと。


それが、律子にとってどれだけ心が軽くなる態度だったかは、言葉には出来ないくらいである。


論理には、葉月から『喋れない状態だ』と聞いたから、ラインで謝罪を述べるに落ち着いた。


『大丈夫だよ、そんな時もある』とただそれだけの返信を寄越した論理に、律子はまた、ひと安心の息を漏らす。

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