Nameless M

ファンタジー

ねくろ/著
Nameless M
作品番号
382996
最終更新
2010/03/01
総文字数
7,277
ページ数
11ページ
ステータス
未完結
PV数
849
いいね数
0
皆さんは生まれ変わりを信じますか?

人は死ねば魂となり、魂は再び別の命になる……。

インドはバラモン教ウパニシャット哲学における『輪廻転生』でございます。

生前の徳によって生まれ変わる先は人か獣かはたまた虫か。

生と死が繰り返す様はまるで観覧車のごとく。

ただその場にてくるくる廻るだけでございます。

くるくる、くるくる。

くるくる、くるくる。

いつまで経っても廻るだけ。

その輪から外れ、ただの人とは違う次元へと到ることを『解脱』と申すのでございます。

そう。生まれ変わることは苦しみなのです。

人は皆、まるで小動物が回転する輪の中を走り続けるが如く、ただその場で真実に気づくことなく廻り続ける愚かな道化師。

そんな人間とは、なんとくだらなく、馬鹿らしく、哀れで――。

――どこまでも素晴らしい。

では、物語を始めましょう。

運命の輪は廻り、宿命の星は巡り、戦いの糸は紡がれる。

道化たちの一世一代の喜劇のベルを鳴らしましょう。

願わくは、愚かな者に、光あれかし。

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この作品の感想ノート

〉あやめ杜若さん

感想ありがとうございます。

今回は自分の中で実験的作品なので、アイデアどんどん書き込んでください。

全てにお答えすることはできないかもしれませんが、可能な限りいただいたアイデアは使わせてもらいます。

ねくろさん
2010/02/23 00:16

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