「──迷惑とか気にしてんじゃねぇ。ちょうど家政婦欲しかったんだ」
春、出会いの季節。
私は──拾われました。
「俺がお前に居場所になってやる」
居場所がなくて、暗闇の中を1人歩いていた私に。
あなたが、光をくれました。
「…先生って呼ぶの禁止。悪いことしてるみたいだろ」
相手は、先生なのに。
恋しちゃいけないのに。
「ひとりに…しないで」
コーヒーの味の少し苦いキス
溺れてしまったら
もう、戻れない。
「好きです、先生」
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相楽 緋和
Sagara Hiwa
×
楠木 翠
Kusunoki Sui
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- あらすじ
高校3年生の緋和はある理由で春から一人暮らしを始めた。しかし1週間で新居が家事にあい、帰る場所がない時に偶然通りかかった翠に拾われて新居が見つかるまで同居することに。翠も家庭環境で悩みを抱えていて、緋和を自分に重ねて励ましてくれるうちに好きになってしまいそうに。先生に恋なんかしたらダメ、今まで我慢ばかりしてきた緋和は…?