あの春、君と出逢ったこと

恋愛(ピュア)

**+*桜花*+**/著
あの春、君と出逢ったこと
作品番号
1362227
最終更新
2017/03/26
総文字数
178,020
ページ数
262ページ
ステータス
完結
PV数
161,339
いいね数
4


『……馬鹿かよ』


『煩え』



そう言ってる君の表情とか。




『______好きだ』



そう言った、君の表情は。



いつでも、目を瞑ってても思い出せる。




1年の時が過ぎ。


窓から見える桜も、ヒラリヒラリと、花びらを散らす。





『……どうして、教えてくれなかった?』



『煌君を、傷つけたくなかった』





そんな季節よりずっと前から。

私は、自分が傷つかないために。

彼が、傷つかないために。



必死に、必死に、笑顔を作った。











『行くなよ……なぁ、栞莉‼︎』



『_______笑って。煌君』





最後まで、君を思う事。

その事を、許してください。










『……栞莉‼︎』


最後に、煌君が伸ばした手は。


私に、伸ばされた君の手は。





私に触れることなく、空を切った。







________



あの春、私は 《俺は》


君に出逢った事を。





後悔なんて、していない____





*○*○*○*○*○*○*○*○


私の初恋をささげた貴方は

とても綺麗で。
優しく、強く。


私が、最初で最後に愛した人でした



*○*○*○*○*○*○*◯*

この作品のレビュー

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この作品の感想ノート

はじめまして、フェザーフォルテです。
悲しい最後かもしれないけど、二人は最後まで愛し合えたので幸せな最期でもあると思います。
季節ごとに変化していく気持ちが切なくて綺麗でした。上手く伝えられないけどとても感動する小説でした!

2017/03/04 14:15

この作品のひとこと感想

すべての感想数:42

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