プロフィール

雨宮れん
【会員番号】85053
女性向けの恋愛物&ファンタジーをつらつらと書いています。

既刊
銀棺の一角獣
雇われ聖女の転職事情全3巻
花仙恋舞
婚約破棄されたので王宮の裏ボス目指します!全2巻
独占欲強めの王太子殿下に、手懐けられました わたし、偽花嫁だったはずですが!
転生王女のまったりのんびり!? 異世界レシピ 3巻刊行予定
お見合いのち、溺愛~副社長は花嫁を逃がさない~

作品一覧

辺境騎士団のお料理係!~捨てられ幼女ですが、過保護な家族に拾われて美味しいごはんを作ります~
[原題]辺境騎士団の料理係

総文字数/135,065

ファンタジー364ページ

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実の父から捨てられたことがきっかけで、前世を思い出したエル。 辺境伯家に保護されて、辺境騎士団と共に暮らすことになる。 剣の達人ラース、回復の魔術師メルリノ、兄達に追いつき追い越せなハロン。 三兄弟は新しくできた妹を大喜びで溺愛する。 だけど、辺境の料理はあまりにもおいしくなくて…。 転生幼女、お料理改革始めます!
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数々の危機を乗り越えることに成功し、自らの力で地位を勝ち取ったレオンティーナ。 成人貴族としての初仕事は、御前会議への出席。 けれど、成人したばかりのレオンティーナにできることは少なく、焦る日が続く。 そんな中、第四皇子ギルベルトとも友情を結び、穏やかな生活を楽しんでいた。 皇帝直々に下された命令は、ヴィルヘルムと一緒に辺境に追いやられたアンドレアスの領地を訪問すること。 元皇妃は、何をたくらんでいるのか。 そしてアンドレアスの本心はどこにある?
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容姿端麗、文武両道、おまけに旧華族の家系天花寺家の一人娘である愛美。 政略結婚を押しつけられそうになり、人生に絶望していたところ、猫を助けようとしてうっかり死んでしまう。 お詫びに神様からプレイしていた乙女ゲームのヒロインを見守るモブキャラ「アイリーシャ」として転生させてもらえることになったのだが、転生したのはゲームの舞台より300年前。 しかも、公爵家令嬢で、王太子殿下の婚約者候補とか聞いてない! 義務はギリギリ果たすとして、存在感は消滅させたい。 なのになぜ、王太子殿下にいきなり殺されかけているのでしょう? 生きている間は、空気に徹し、聖獣と一緒に三百年後のご隠居生活目指して頑張ります。 2020年11月 KADOKAWA ジュエルブックスピュアキスより書籍化されました。
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「皇妃を殺せ!」 「レオンティーナを殺せ!」 首に当てられる刃の感触。 帝国史上最悪の皇妃として死を実感したその次の瞬間。 レオンティーナは八歳の誕生日の朝に戻っていることに気づく。 ――なぜ、私は子供時代に戻っているの? 冷えきった家庭で育ち、両親の愛を知らずに育ったレオンティーナ。 政略結婚で夫にも愛されず、唯一の友らしき人と言えば、捕らえられた牢内で世話をしてくれたソニアだけだった。 ――もし、もう一度人生をやり直すことができたなら。 今度は同じ失敗はしない。 ――私は、誰よりもこの国を上手に治めることができる。未来を知っている私なら。 かくて、帝国史上初の女帝の座を目指すレオンティーナの戦いが始まった。
レディ・リズの冒険あるいは忠実なる執事の受難

総文字数/142,538

ファンタジー251ページ

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暗黒大陸と呼ばれる ラティーマ大陸帰りのエリザベスは、 自ら商売を営むたくましい令嬢。 帰国してから三か月、 日々仕事に勤しむ彼女は聖人の骨が 絡む事件に巻き込まれる。 胃痛もちの執事をお供に、 事件解決に乗り出すエリザベス。 ところが、事件は思わぬ方向へ……

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レビュー一覧

★★★★★
2012/09/20 20:21
ネタバレ
絡み合う人間模様

「おめでとう! あなたは暗黒の王に選ばれました」
化け物から助けてくれた女の発した言葉から、勇介の日常は大きく変わっていく。

助けてくれたエルミの思惑は? 
彼の護衛のためにやってきたデイトリアの抱える謎。
そして、百年前にあらわれたという男の真実とは。

魔物に対峙するために国境を越えて人間が一体となった時、あかされる勇介の決意。

傷を抱え、満たされぬ想いに身を焦がし、腹をさぐり合い、時には手を結び――複雑に絡み合う登場人物たちが互いにまみえた時――思いがけない結末を迎えることになります。

読み込みのタイミングが煩わしく感じるほどに夢中になって読みました。

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★★★★★
2012/09/11 21:09
ネタバレ
闇の中、疾走の先に

血を得るためには、身体を重ねなければならない主人公。長い年月孤独のみを友とした彼の前に仲間がいるかもしれないという希望がやってきます。
彼に敵対すると思われた他の登場人物たちにも事情があり。次々に明らかになる真実に、その事情が絡まり合い、物語の世界に引き込まれていきます。
主人公のもとめる愛は望んだ形ではむくわれません。

必ずしもすっきりとしたハッピーエンドというわけではないかもしれません。けれど、確かに物語の世界で彼らは生きているのだと思います。

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★★★★★
2012/09/03 17:51
ネタバレ
流れる静かで優しい時間

大学に馴染めなくて、一人で過ごしている莢。そんな彼女の前に現れた航は未来からやってきた莢の息子。
理由は違えど、互いに孤独を抱えている二人の間に流れる穏やかな時間。その時間もまた大切ではあるのだけれど、将来不幸になるから、と航に止められていたのに、莢は将来の夫、航の父と言われた三島と少しずつ親しくなってしまいます。
クリスマスの日、一人になることを恐れず三島に「彼女のところに行ってあげて」と言った莢は強くなったのだと思います。
作中、印象的に使われているのが、プリクラです。撮ったきっかけはほんのささいなことなのですが、莢はそれを大切に、航が教えてくれた未来を繰り返さないように違う道を歩いていけるのではないかな、と思います。未来に出会う運命の人は航の父である人とは違う人かもしれませんが。爽やかな読後感です。

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★★★★★
2012/09/02 13:52
ネタバレ
おいしいお酒と素敵な物語を

一本目は、だまされた男性の復讐話と見せかけて大きなどんでん返し。すっかり騙されてしまいました。
二本目は挫折を味わった青年の再生につながる爽やかな物語。
テイストの違う二作ですが、同一世界の物語としてすんなり入り込むことができます。

どちらにも表れる、タイトルでもある謎のバー。狙ったように現れる三人の女性(スタッフ)たち。
そしてバーテンダー。

二つの物語を通して、このバーが重要な役割を果たすにも関わらず、真の姿にはたどりつかないのがもどかしかったですが、謎は謎のままにしておく方がいいのかもしれません。

彼らが関わることによって、どこまで物語世界が広がるのか見てみたい気がします。

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★★★★★
2011/12/31 17:55
ネタバレ
あまりにも不器用な

幼い頃、公園で怪我をしてしまった主人公。彼女に怪我をさせてしまった蓮は償うかの様にひたすらに彼女につくす。
時が流れて、お互い別々の生活を送る様になっても、詩絵里に呼び出されればすぐにかけつけてくる蓮。
気持ちがないのなら、蓮を解放してあげなければと悩んでも、なかなかうまくいかなくて。
作中、ときどき描写される金魚の色が目に鮮やかで、それが逆に切なさをかきたてる。
けして楽な恋愛ではないけれど、読み終えた時にはほっと一息つけるような不思議な安心感に包まれます。

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