祠さんのレビュー一覧
短い物語ですが、とても素敵な物語です。 実は、特別劇的なことは、起きません。 けれども…… とても、愛の溢れる物語です。 皆さん、どうぞお読みください(^_-)☆
怖面白い! と言う言葉があるならば、まさにこれ。 登場人物の面白い言動が、ベースの怖い雰囲気を壊さず、とても良い感じです。 眠れない真夏の夜のひとときに、是非どうぞ。
お手軽な、恐怖。 最初から、最後まで特に目新しい驚きや、恐怖はありません。 似たようなネタでは、実話本に何度も書かれ。 ネット上に流通し。 映像化されているような話ではありますが…… ……怖いことは、怖い。 本能的に、か。 この作家の書き方か。 それとも、自分の恐怖の根幹が、ここにあるのか判りませんが、とにかく怖い。 物語の長さとしても短く、いろんな意味でお手軽に読めます。 短い真夏の夜に是非どうぞ。
そして、悪夢は、連続する。 逃れる術は……死? いや、それでさえも悪夢は喰い尽し、やってくるだろう。 読み手が心の底から、震えあがる、というタイプではありません。 しかし。 主人公の苦悩と恐怖と悲しみが、きちんと描かれ、では次は?……次は? と、興味を覚えて、あっという間に読んでしまう物語です。 時は、折しも、夏。 ホラーがちょうどいい季節です。 どうぞ皆様。 時間のある時にお読みください。
例えば。 色々な愛の形がありますが。 これもまた、一つの究極な愛の形。 ヤンデレのカテゴリーには入らないとは思いますが。 こんな風に病んでもまた、お互いに愛しあう姿は、美しい、とさえ思うのです。 とても、素晴らしい作品だと思います。 どうぞ皆さま。 時間のある時に、ゆっくりとお読みください。
『物語を読ませる』と言うよりは『キャラクターを魅せる』タイプの物語です。 すごく短いものの、登場人物の性格がそれぞれしっかりしていて、本当に魅せます。 なんて、冷静な評価文をつらつら読むより、本編をどうぞ、楽しいですよ♪ 肩の力を抜いて、どうぞお読みください♪
傘をめぐる、とても短い物語群ではありますが。 しっかりとした描写は味があり、それぞれの時代にタイムスリップしたような錯覚を覚えます。 読後感もとてもよく、読み終わった後に、優しい気持ちになれる物語だと、僕は思いました。 皆さま。 時間のある時に、是非お読みくださいね。
事件は、もう、始まっているのだよ。 …… 何も変わらない日常。 大きなテレビの音をたれ流しながら 少女を虐待する父親。 それを、見てみぬフリをする隣近所の住人たち。 事件は、密やかに。 そしていつの間にか始まっているのだ。 事件は、事なかれ主義で終わらそうとする人々を断罪するように集結を迎える…… この物語が本当にすごいところは。 ミステリーとしても秀逸であること以上に。 決められたキーワードを違和感なく使って、話を作っているところです。 謎解き、としては多少もの足りないかもしれませんが。 物語にある緊張感は、それを補ってあまりあります。 いや、本っ当に、上手い!! そして、面白い!! こいつは僕が太鼓判を押して、オススメします。 皆さん。 是非とも、読んでみて下さい。
読めば、心が痛む話です。 僕も、ページをめくる手を何度止めようと思ったかわかりません。 けれども是非。 現実に、この国に……この世界に生きるリアルな『あなた』に読んでいただきたい。 平和であることの理想と、現実。 そして。 本当の平和の意味を真剣に考えるきっかけになるかも知れません。 短い物語です。 しかし、時間のある時に是非、読んでいただきたい物語です。
面白いです。 変わり果てたお兄ちゃんの姿を見た、妹の決意が熱く。 また、オタクに対する偏り過ぎのココロが必死で、吹き出しそうになりながら読ませていただきました。 読んでいて心地よい、安定感のある文章も良いです。 ちょっとした時間の隙間を埋めてくれるのに、とても適したお話です。 是非、お読み下さい。 そうそう。 短い話しですが、これも、ヒト前で読まない方がいいですよ? 小型でも、爆笑弾ですから。
すぐ、隣にある恐怖。 繰り返される日常の中、必ずめぐってくるこの時間にナニが起こるのか。 知りたいですか? 知りたくないですか? 明日、起こるかもしれない身近な恐怖を皆さま、ぜひに、ご堪能ください。 ただし。 夜、トイレに行けなくても、いいのなら、ね。
反則です。 ええ、こんなに面白すぎる作品を、知らなくちゃ、ダメですよ~~! 久しぶりに、ケイタイ持って、腹筋運動しちまいました。 文章の書き方がど~のとか。 物語の構成がこ~の、なんて考える間もなく、一気に読めました。 みなさん、是非読んで下さい。 ただし。 他人が居るトコロで読んじゃダメですよ~~? 絶対、ヘンなヒトに間違われますから。
キモチイイコトは、好き。 だけども。 本当にキモチイイコトって、何かな? カラダだけの関係は。 空っぽのココロを埋めてくれる? 「僕」のココロは、どこに行けば、いいんだろう…… カラダとココロのバランスがとれない思春期の悩みを。 とても面白い切り口から綴った作品です。 特に「使用期限」が切れた時から先は、目が離せず、一気に読めました。 主人公の心理描写が、とても素直に、読み手のココロに入って来る作品です。 ぜひ、時間のある時に、ゆっくりとお読みください。
これは、怖い。 じんわりと、迫りくる恐怖。 先の読めない話の構成。 これを読んだ後は、なるほど。 もう、エレベーターで、絶対自分の知らない階には降りたくはない、って思いました。 文章もとても上手く、目立った矛盾も見られないため、安心して読めます。 純粋に恐怖を感じたい、あなた。 ぜひお勧めいたします。 ああ、怖かった。
あなたの大切なモノは 目に見えるものですか? 読んでいる間中、ずっと。 僕のココロにそう語りかけてくるような物語でした。 一生懸命生きること。 『普通』でいることの喜びと難しさ。 そして、一途にヒトを愛してゆく、ということ。 読みやすく。 まるで、そこに自分が居るかのような風景描写にココロを乗せて。 あなたもきっと共感できる主人公と共に。 この物語を読み進めてみて下さい。 きっと、泣けます。
愛の為に生きること。 それが、こんなに罪なのか。 一途な「凶暴な愛」がここにあります。 女の子なら、多分。 一度は夢みるかもしれない 「わたしだけを愛してくれるヒト」 しかし、それが行き過ぎると…… みなさん是非、読んでくださいね。
世界で一番大切なものは、言葉なんかじゃない。 だけども。 その言葉が何よりも大切なんだよ。 そんな思いがあふれる愛のある作品だと思います。 愛しいヒトを裏切っても、主人公の欲しかったもの。 そして。 彼女の欲しかったもの…… この物語を読み終えるころには、暖かい気持ちに、きっとなれるはずです。 どうぞ、是非、お読み下さい。
一生のうちに、一度は。 絶対に見たい景色がある。 そんな、夢を追って。 子どもの頃から十年間も山をさまようように、歩いている。 そんな彼に助けられた彼女の、たった一つの夢は…… 美しく。 ただ美しく。 幻想的な景色を、肌に感じるような、すばらしい描写。 今後の二人、それぞれの恋の行方は……? この話を読んで、僕もクリスマスガーデンを探しに行きたくなりました。 最愛のあのヒトと、一緒に、ね? 短くても、とても読み応えある作品です。 皆様、是非、お読み下さい。
優しさと切なさがココロ一杯に満たされる物語です。 森を舞台にした、厳しい生存競争の中。 本当に優しいことはなにか?を問いかけて来る作品だと思いました。 ヤマアラシが最後にとった行動は、何より大切な「生きる」上で不利かもしれません。 しかし。 僕だったら。 そして、もしかしたら、あなただったら。 同じことをしたかもしれません。 優しい気持ちになれる物語です。 皆様、どうぞお読み下さい。