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iruka:3
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さよなら人が好きな僕。
iruka:3/著

総文字数/4,609

ノンフィクション・実話20ページ

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人が大好きだった。 誰かと話すことが好きだった。 誰かと笑うことが好きだった。 放課後にくだらない話をすることも、ゲームをしながら騒ぐことも、誰かの隣にいることも。 僕には、たくさんの居場所があった。 ……そう思っていた。 ある日、同じ部活の人から先生を通して言われた。 「もう関わりたくない」 自分の言動が相手を困らせていたことを知った。 だから、もう必要以上に関わらないことにした。 それでも僕は、人が好きだった。 新しい友達ができて、ゲームをして、通話をして。 一人で取り残されていた僕を誘ってくれた人たちとの時間は、本当に楽しかった。 その中で僕は、自分のことが好きだった。 「今日の俺、最強じゃん」 そうやって自分を褒めるくらいには、自信を持っていた。 でも、少しずつ誘われなくなった。 そしてある日、言われた。 「その自信満々なところ、みんな無理って思ってるよ」 「君と関わってると、他の人に色々言われて怖い」 そして、縁を切ると言われた。 さらに耳に入ってきた噂。 ――僕が異性を好きになると、その人が可哀想。 こっそり始めていた自分磨きさえ、 「意味ない」 「モテようとしてるの?」 「そういうのキモい」 と笑われた。 それから僕は、人の目を気にするようになった。 話す前に考える。 笑う前に考える。 誰かを好きになる前に考える。 「また嫌われないかな」 「また誰かを困らせないかな」 気づけば、僕は大好きだった人たちとの写真を消していた。 思い出すのが怖かったから。 人が好きだった僕。 自分が好きだった僕。 誰かを好きになることを怖がらなかった僕。 その全部に、僕は別れを告げる。 さよなら、人好きの僕。 ――これは、僕が「僕」を失って人が怖くなってしまった僕の物語。 『さよなら人が好きな僕。』

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