沢あこさんのレビュー一覧
美女ぞろいの源氏物語で、唯一の不細工で不器用な末摘花。 現代版でも、余すことなく不器用な様を披露してくれています。 でも、不器用で不細工だからこそ末摘花=花憐の純粋で一途な思いが健気で… 笑いも随所にあるのに、それでいて目頭が熱くなるのは流石アポロさん!…といった所でしょうか? ぜひ皆さん読んでみて下さい!
光源氏(現代版では光)の数々の恋愛遍歴の中で、根底にあるのは母への愛…そしてこの藤壺への愛。 この現代版源氏物語・藤壷編でもその根源的な真っ直ぐな愛の始まりが描かれています。 他の源氏シリーズの光源氏(光)より、がむしゃらで真っ直ぐな描かれ方が凄く上手だと思います! 源氏物語シリーズ完読中のあこから皆様に… まずは、この藤壺編から始めましょう!
現代版、源氏物語の明石の君編です。 古典と違い、 一夫多妻制や身分の差なんて考えは、現代にはないと思うけど その設定が不自然ではなく 自然に、物語を受け入れ そして感情移入できました! 期間限定でも、その愛に後悔しませんか? この質問自体が、愚問であると教えてくれるラストです。 全シリーズ読むと、尚面白いです!
とにかく、構成力のある作家さんです。 リズム感のあるイメージしやすい文章は、登場人物の心情にいつしか自分も入ってしまい… そして訪れる「転&結」に爽快感を覚えます。 28ページという短いなかで、思春期の少女の悩みと、希望が、完璧に描かれています! オススメです!
子供がいたら、読ませてあげたくなるような作品。 実際、読者の中には、自分の子供に読ませてあげた方もいるようです。 風ネコって分かります? そのネーミングに、あこは一目惚れです。
構成力に感服です! 25ページという短いなかで テンポよく、しかし映像がBGMと流れていくかのように丁寧に描かれてて… 正直、ベタに●●は××を△△なんだろいなぁ…なんて読み進めていたら ズキンとくる種明かしが。 それを読んだ時に、タイトルの“シュガーリーポイズン”が染みてきます! 実力のある作家さんだからこそ25ページの短編で、これだけの内容を伝えることが出来るんでしょうね〜 是非×100読んで下さいね。
デブでぶちゃいくな志穂が、それでもメゲずに明るく優しく生きている。 …でも、さすがに恋には臆病だった。んが、ついに? テンポよく読みやすい文章と、イメージがわきやすい芸能界と●●界隈(詳しくは作品読んで!)を絡めたストーリーで、完結するまでスイスイ読めます! でも、何よりの一番の本作の魅力は『愛すべき個性的なキャラクターたち』です! 苦労も多いんだろうけど、こんな素敵な人たちに囲まれたい!と素直に思えました! 続編も早速企画中みたいなので楽しみです! 皆さん、ぜひ覗いてみてください♪
4ページの中で、見事に描かれた起承転結でしょうか… 恋愛や別離を経験したことのある人なら誰もが感じたことのある既視感ーそれがこの作品の中にあります。 オススメ&完璧な短編です♪
正直、万人にオススメできないかも…R15? それくらい衝撃的な作品。 読んだ後に、私は恐怖を覚えました。 子供たちに慕われる、物語をいつも話してくれるオジサン… そのオジサンが最後に話してくれた《終わりのお話》とは? ホラーじゃないのに、短編で恐怖をここまで描ききったのは凄いと思います。 …あぁ眠れない〜明日は仕事なのに。
保健所の動物処理の担当というマニアックな仕事が、リアルに緻密に描かれています。 そのリアルさ・緻密さで、物語に登場するアイツへの恐怖も増してくるのです… うまくレビュー出来ないのですが、物語の印象は、 イザベルアジャーニ主演の『ポゼッション』という映画を思い出しました。←内容はまったく違うけど… 頭の中で考えていることと、現実のことが交互したり 登場人物(動物)が交互したり…と、読み手を飽きさせない構成で衝撃的でした。 心臓の強い方オススメです。 一幕の後半から怒濤の展開になるので、はじめでやめないで読み続けて下さい。
本格的な文章×131頁でしたが、一気に読破できました。 4人の男女が、とある地下室に監禁… そこから物語が始まるわけですが、 4人それぞれのキャラ(過去)が しっかりと作り込まれている上に この監禁ものという緊張感、 そして著者の文章力もあって 読み始めると止まらない秀作でした! 無料の携帯小説で、このような本格的な作品を読めるとは…お得ですね。
野いちご作品には稀な、本格的な文章ですが、 その鬼気迫る裁き場面の描写や、魅力的なキャラ描写で、その文章量や内容も関係なく、誰でも楽しめる作品になっています! 現代版・必殺仕事人です! 余談ですが、私、沢あこが登場人物として参加してます♪(このことがマイナスになりませんように…) 第1閃~6閃の構成となって、各回完結した話として楽しめます! まずは、第1閃を読んでみてください!きっと裁き屋始末録の世界にハマっていくはずです!
勢いのあるストーリーと、鬼気迫る描写で一気に読み進めてしまいます! 物語の中の残酷なシーンは 読みながら『痛い!』『怖い!』と リアルに感じることが出来るはず。 だからこそ、読み終えた後に 自分や社会に問うてみたくなる… そんなメッセージ性の強い作品です! この物語の国が必要である…そう願ってしまう悲しい事実に目を向けてみてください!
丁寧な描写と、リアルなキャラの設定(仕事環境や心情の移り変わり)に共感して読みいっちゃいました! 〜大人の純愛〜って感じデス! やさぐれた三十路サラリーマンと、 どこか陰のある美しい高校生… ってか実際にはないでしょ!?と思うような2人の恋愛を、スンナリ受け入れハマって読むすすめてしまえるのは 筆者の文章力だと思いました! 是非、読んでいただきたい、オススメの作品です。
ペトラキネシスとは…? 未発達な能力の主人公の行方は…? 敵の正体とは…? 次々と沸いてくる謎に 自分も推理しつつ、あっという間に読み進めてしまいました!! 単なる超能力ストーリーからは1ポイントも2ポイントも工夫や創造がなされていて新しいです! 続編希望の読者さんが、多いのも納得の秀作です♪