―もっと、刺激的な恋を。―

お互い、大好き同士で結婚したのに、蒼士が会社の一族ということで、周りから心無い言葉ややっかみをかけられてた水惟。デザインの才能もあるのに、自信がなかったために、蒼士に迷惑をかけないように、我慢して、頑張りすぎて、心が折れた水惟。そんな水惟を守るために離婚を選んだ蒼士。精神脆弱の中の離婚は水惟にはかなりのダメージを与え、記憶障害まで。もう、切なすぎた。そんな水惟や蒼士の事情を知って見守る先輩や仕事仲間の優しさも素敵だった。時を経て、また水惟自体が自ら立ち上がって、蒼士に向き合い、蒼士もずーっと変わらない愛で、水惟を守っていてハピエン。最高。

誠司はすみれと出会って、過去から前に進むきっかけにもなったし、彼女が出来ると案外ハマって周りが見えなくなるタイプ。笑　元カノはある事件をきっかけに誠司のためを思って別れたらしいが、別れも告げず、事件に便乗して逃げたから、誠司にはトラウマが残ったし前に進めなくなってしまったと思った。
逆に、すみれは妹気質で素直で放って置けないところもウブなところも誠司を癒したんだろうな。何だかんだ面倒見ているようで、誠司の生き甲斐となっている所が微笑ましく、でも案外、強引な所もあって、そこも良かった。どハマりしているのは誠司、それをうまーい距離で手なづけているのがすみれ。心の距離感もいい感じだった。

母親を亡くして1番信頼している父親に寄り添ってもらえず、勝手に再婚しておかしな継母と継姉連れてきて、奴隷のように働かされていた捺美。毒家族がエグくて切なかった。父親、長年その光景見ていたくせに捺美に本心ぶつけられてようやく目が覚めるとか遅いわ。大翔と再会？して、大切にされることを知って、愛されて、ようやく捺美の心に灯がついて良かった。大翔目線も面白かった。こんなに好きで恋焦がれているのに、どこかへタレで、でもそこも良かった。笑　でも一歩間違っていたら、佐伯と結婚していてもおかしくなかったよね。実家から出られるし、経済力あるし。契約結婚なんて持ち込まないし。笑　大翔、タイミング良かったのか、やはり2人があの頃から結ばれる運命だったのか。うん。運命だな。捺美が幸せになって良かった。

昴、婚約破棄の後も一途に花蓮を愛していて、花蓮が1人で歩那ちゃんを育てていることを知っても諦めることなくサポート出来るところから支えてくれ、本当にかっこ良かった。歩那ちゃんが懐くのが分かる。花蓮の境遇を作った義母もちゃん父親も最低過ぎて、父親は自分の娘が亡くなっているのに、悲しむどころか隠蔽したり孫を海外に追いやろうとしたり、義母の言いなりで、花蓮が歩那ちゃんを引き取って、さらにこの家と絶縁することになって逆に良かったと思えるほど。花蓮は慣れない環境でも歩那ちゃんと幸せになって、さらに昴と再会して、もっと幸せになって良かった。花蓮が妊娠した時、喜ぶと同時に歩那ちゃんを昴がこのまま可愛がってくれるか一瞬不安になった所が花蓮の歩那ちゃんへの愛情を感じた。まぁ、昴は絶対可愛がってくれるのが分かるけど。笑　ハピエンで良かった。

干物男、爆誕。笑 成瀬さんのギャップがヤバすぎて面白かった。さらにこんなに仕事が出来て、イケメンでも、案外モテ自覚もないところが好感持てた。志乃にダメ元告白して、志乃の返事というか本心聞いたときにビックリしてしりもちつく辺りがもう…。笑
志乃も浮気者の元カレと別れてよかった。顔だけ女ということに気が付いて志乃の大切さに気付いたのかと思いきや、元カレとあずさも別れた後にまだ繋がっていて、あずさの入れ知恵で復縁を迫ったり、エンゲージリングもあずさが選んでいたり、もうサイコパス。
成瀬さんの志乃への執愛で撃退してくれてスカっとした。成瀬さんが志乃の前ではいろんな顔を見せるところにキュン。ハピエンでよかった。

セルビオ、王太子でありながらミュリアのことになると周りが見えなくなってテンパって、それでもミュリアを全力で守ろうとするところが可愛い。そして、ミュリアは実はセルビオの何倍も冷静で嫌がらせも楽しみながら？！対処しちゃっていたあたりも面白かった。ミュリアに嫌がらせが効かないから王太子を使うとかラリアは何がしたかったんだ？笑 もう、みんなの思惑と偶然がいろいろ重なって面白かったー！！

ジョゼフ、年上なだけで大人気ない、超嫌な人で、コレと結婚しなければならないルーナが可哀想過ぎた。でも契約のおかげでルーナのペースで事は進んだし、元から自立心と向上心が高く将来を見据えて事業もし始めていたから、ジョゼフに一切縋ることも力を借りる事もなく過ごすことが出来、家族の助けもあって予定より早く離縁出来て良かった。エミリオとは出会いもお見合いとかではなく、お店で出会い一目惚れされ、そこからいろんな繋がりを経て、時間をかけて愛を育み結婚。お互いが望んでいた愛し愛される結婚生活。幸せになって良かった。でも何気にルーナの兄がめっちゃかっこいいと思う…。笑　面白かった。

柊斗はチャラくて、結羽はチョロかった。笑　結羽、チャラ男がキライと言いつつ、そのチャラさに惹かれていて、さらに押しに弱過ぎた。柊斗がチャラくなった理由も元カノ絡みだったけど、実は一途というか執着体質っぽいから、結羽と上手くいくと良いな。

両思いなのに、お互いその気持ちを隠して契約結婚。でも、2人が夫婦に見えるように毎日の握手やハグ、そして異国の地、さらに同じベッドで寝るなんてどうしたって距離は近くなる。もう、お互いが思い合って優しすぎて進めない感じがジレジレだった。笑　菊乃は芯が通っていてしっかりしていて、周りにも気遣いが出来るから、お弁当屋での横領を擦りつけられた時には信用してくれる人ばかりだった。(1番信用しなればいけない身内が疑ったのがありえない) でもその気遣いが裏目に出てイタリアでは裏の顔を持つ議員の秘書にマークされてしまったが、そのことが後押しとなり2人は本物の夫婦に。その後も色々事件に巻き込まれながらもお互いが助け合って2人でいる事が幸せそうで良かった。博己の溺甘と手を出せない時の葛藤が凄かった。笑

ダミア王国でも美しいと有名なセシリアと婚約していたのに、ガルはなんで浮気したんだろう。笑　単に欲に負けたのか、それとも誘惑に負けて気持ちも持って行かれて好きになったのか？　ま、それならいいけど、失うものが大きすぎて、さらに領地を任された公爵なのに人を見る目もなくて、意思も弱くて、誘惑にも弱いってもう･･･ね。しかも、妻の浪費の暴走も止められず、爵位剥奪されて、2人揃って地の底へ。まぁ、セシリアが幸せになったことが1番の復讐だよね。アレンに2人の現在を聞いて、セシリアが何とも思わず、スパッと切ったところ、スカッとした。アレンと幸せになって良かった。

実家の経営困難のために、政略結婚をする予定だった結だけど婚約者と友達に裏切られて、そこに偶然現れて、助けてくれた(？)のが、一哉。でも一哉との結婚も実は契約結婚。それでも一哉は結の実家と提携して結果、家業は鰻登り。結もお飾りの妻ではなく自分の意志で月島旅館を手伝う。一哉が距離を置いていて、2人の結婚を良く思っていなかった義母とも結は少しずつ距離を詰めていった。そんな中、一哉が倒れたことで今度は一哉と結の心の距離が縮まって、契約結婚が終わる時に妊娠発覚。結は一哉を思い、一哉の気持ちを汲んだ選択をして、一哉から離れた。その事によって、一哉はずっと抱えていた家族への失望や真実を義母に聞いて、結を迎えに。血の繋がりはなくても義母が一哉を大事にしてきたのに伝えられない、伝わらない所からのしがらみとか心の傷を向き合う事で、結を愛した事で気付く家族愛。良かった。一哉が我が子を抱く瞬間を見たかった。

祐一は詩音のこと、元カノ以上に好きでむしろ祐一の方が詩音に夢中だったのに、何してんだろ･･･と怒りしかなかった。元カノとの長年の絆というより同情で断ち切れなかったんだろうけど、それなら詩音のことは諦めるべきだったし、ましてや婚約とかよく出来たよね。両親の顔合わせもなんだかんだ嘘ついて、元カノを優先したってことでしょ？これに関しては許せない。笑　御曹司なら尚更不倫とか揚げ足取りになるのに何考えてんだろ。詩音に浮気バレして詩音が家からいなくなって、ようやく喪失感とかある意味、当然だと思った。後悔先に立たず。詩音、モテ女だからそんな中途半端に同情で浮気する人より一途に愛してくれる人と幸せになればいいと思ったけど、子どもが出来て、いろんな意味で人生が変わったと思う。最終的に、詩音が1番一緒にいたいと思う人と一緒になれて良かった。

拗らせまくりのイケメン御曹司。口では横暴で俺様だけど、行動はめっちゃ紳士。困っていたら助けてくれ、咲凛が天涯孤独になった時には、(恐らくその時点で)咲凛の全てを背負うつもりで衣食住を与えてくれた。しかも咲凛の事が好きでも隠し通し、咲凛の意思や自由も与えてくれていた。海外転勤を目処に昴生も動こうと思っていたけど、計画より早く転勤になり結婚話しに。笑　少しのジャブもないところからの、婚姻届を出されたらそりゃビビる。けど、実は咲凛も昴生が好きだったから願ったり叶ったり？？咲凛に出会ってから昴生のずーっと一途なのに、咲凛を大事にし過ぎて拗らせて進まないところも、それでも転勤となれば相手がなんと言おうと離れず連れて行こうとする所も、咲凛の夢を必死で叶えようとするところもかっこよかった。

フクザツ！！笑　あまり接点のない同期を元カノと同じマンションで短期間でも一緒に生活するなんて普通は無理。彼氏はいなくても芽衣には片思いしている人がいるし、しかも唯和は異性だし。しかも、唯和、家事は一切出来ないから、イケメンじゃなかったら(←そこ？笑)即拒否レベル。そりゃ元カノにエントランスで会えばストーカー呼ばわりされるよね。でもその元カノも好きな人が帰国したら、愛情再燃して同棲までしている唯和を追い出すとか･･･急に訳も言われず追い出された唯和に同情した。芽衣の好きな松野君も食事とか誘ってくるけどなんか進まないし。そこまでだったのかな？芽衣も唯和もお互い意識していないからバンバン言いたい事を言っていたけど、徐々にお互いが大切で必要な人に変わり、ハピエン。色々フクザツだったけど、丸く収まって良かった。

仁は好きで好きでコネを使ってお見合いをしてまで葵を手に入れたのに、愛情を伝えず、焦りと思い込み、言葉足らずで葵を孤独に追い込み、葵がいる生活だけで満足し、葵は借金を肩代わりしてもらった手前、自分の思いを全て封じ込め、時に惨め思いや淋しさを感じながらもその生活に耐える日々。お互い違う意味で拷問生活。それが少しずつ心の距離を縮めていったのに、あのパリ事件。仁の詰めの甘さも元カノとの距離感もバグってた。そして元カノの嘘。関係が危うい2人にはそれが決定打となり、離婚。葵の気持ちが切なすぎて涙が止まらなかった。それでも仁の葵への想いは変わらず時を経て、出会いからやり直し。ようやくハピエン。良かった。

めっちゃ、自己中！！お見合いで初っぱなから手をつないだりして、瑞希をその気にさせたのに、結婚してから政略結婚だの三年以内に離婚だの言うの、後だしじゃんけんと一緒じゃん！！とイライラしましたが、瑞希に徐々に惹かれていき、居心地の良さまで感じ、さらには精神的にも支えられ、瑞希のおかげで目標達成。いい感じで周り始めた時に瑞希から離婚を切り出され…そりゃそうなるわとちょっとスッキリ。笑 でも瑞希は瑞希なりに自立して歩き出したものの、雅也への思いは消えず、雅也も瑞希への思いを募らせ偶然再会。そこからはお互いに尊重しあえる仲になりハピエン♡良かったー。

シリルはベアトリスとの不本意な結婚を逃れるため、フィオナは失恋⁈からの自暴自棄で求婚しているかんばんを掲げたシリルと結婚。フィオナはシリルが一線を超えてこないことやベアトリスが諦めるまでの白い結婚だと思い、シリルは一生添い遂げるためのフィオナを溺愛しながらも結婚で式をあげるまでは色々我慢してすれ違い。笑　ベアトリスとエミリオの策略でルーンやフィオナが狙われて国を揺るがす事態になったりしたけどシリルが助けてくれてさらに愛が深まり。結婚式までひたすら我慢をするシリルとそれに気付かず煽りまくるフィオナのやりとりも面白かった。

会うべくして会った2人。お見合いをしようと阻止してようとあのクルーズ船に乗船した時点で出会っていたし、そこを逃してもおばあちゃんの病院繋がりや七緒の社長と聖のお母さんという繋がりで出会っていた気がする。一度会っただけで自然体でいられる2人だった。恵麻がサイコパスすぎてビビった。彼氏を寝取るだけでなく元カノを婚約パーティーに誘う時点でヤバい。さらに、婚約やめてさらに聖に迫るとかあり得なかった。元カレ、七緒が大事だったのは分かったけどやり方を間違えたしどちらにしても彼女以外に手を出しちゃダメだよね。聖はそんな女に見向きもせずに成敗して、七緒を守ってスカッとした。2人がハピエンで良かった。

和輝と未来、お互いずーっと好きだったのに、距離が近すぎて逆に遠慮して拗れてしまった感じがした。和樹の家族がいい人すぎて本当素敵。おばあちゃんなんて未来の将来を見据えて未来がそこらの令嬢と並んだ時に卑下するのが分かっていて、自信を持てるように自然に身につけてくれたんだろうな。お父さんは本当のお父さん以上のお父さん。愛情が半端ない。本当のお父さんとは和輝のお陰で和解したけど、未来を傷つけたのは事実。愛情はあんまり感じられなかった。そして雪ちゃん。めっちゃいい親友。未来はいい人に恵まれていて良かった。和輝と未来、お似合いでハピエンで良かった♡

沙月と尊人の別れは絢子と三朝の人間が絡んでいたのかと思ったら、絢子の嫌がらせと本当に不運なすれ違いだった。学生で妊娠して、そこから父親の死や残された母と弟の力を借りたり、助け合いながらひっしに凛人を育ててきたと思うと切なかった。凛人の名前の由来に三朝の子どもの名付けのしきたりを取り入れていたり凛人に尊人の面影や似ている所を見つけて微笑ましく思ったり、沙月の思いが健気だった。尊人は御曹司でありながら沙月に出会ってからずーっと一筋で、再会したあとはさらに別れた時より本領発揮するくらいの愛で沙月にアプローチ。すごかった。笑
最終的に三朝のお父さんお母さんにも認められて凛人も可愛がられてよかった。ハピエンで良かったー。