如月 蜜さんのレビュー一覧
こちらはシリーズ作品の2番めの物語です。 1作めから楽しんでいただくのがオススメですが、こちらからでも大丈夫、素敵な胸キュンストーリーが待っています。 何と言っても1作めよりパワーアップしているのが素敵男子 ハチミツスマイルのキュートな彼に、少しつんとした態度が気になる彼 そして図書室には素敵な先輩 主人公は一途ですが読んでいるコチラはドキドキが止まりません。 今回登場するキャラクターが増えていますがそれぞれ魅力的で 絆や友情も感じられる素敵なお話でした。 凍った雪道や寒さを感じる表現が女性らしくて溜息がでます。 胸キュンしたいアナタ、優しい文章が読みたいアナタに、オススメします。
パンダオサコさんの書くお話を読むといつも 普段表には出さない心の裏側を見透かされている様な気持ちになる。 もしかして、私も、そして、あなたも、知らず知らずの内に、そちら側の人間になってはいないだろうか。 昨日、会社の更衣室で。今日、携帯の画面の中で。 けれどこの童話は悪人探しの為に書かれた訳ではない筈だ。 ではパンダオサコさんが伝えたかった事は何なのか? それは、あなた自身に考えてみてほしい。 夕食後のひとときに オトナの道徳の時間を、ぜひ。
このお話はぜひ 『クロがないた日』を読んでからページを開いていただきたい。 秋深い週末の夜、オトナ女子が眠る前に読むにはぴったりな二冊の童話です。 ドキドキではなく、トクトクと 優しい痛みが、しみてきます。 絶対の絶対にオススメですが、明日とっておきのデートの約束がある方には残念ですがオススメしません。 二冊読んだら 間違いなく、ええ、目がはれます。 今回レビューを書く為に『クロがないた日』から読み返しましたが 結末を解っていてもぼろ泣きです。 ですから 今夜泣いても大丈夫な『アナタ』に限定で オススメします。
耳をそばだて、目をこらし、私達はあの日の悲鳴を聞き、嘆きを聞き、黒煙を見つめるべきだ。 そしてその記憶を、未来へと語り続けるべきなのだ。 ハラグロさんの紡ぐお話は、いつも優しくて優しくて、切なくて、あたたかい。 恋愛小説じゃなくても、こんなにも素敵な作品が野いちごにはあるのです。 夏休み中の学生さん達にも、ぜひ読んでほしい作品です。
ちょっとね、小石を蹴りたくなった時とかに読んでいただきたい。 目の前で電車のドアが閉まってしまった時とか 朝食の目玉焼きが、上手に焼けなかった時とかね。 落ち着いて深呼吸をしてから、このお話を開いてみてね? ページを閉じる頃には ほら、すこしだけ 『しあわせ』 その先はきっと 『アナタ次第』
甘過ぎるのは苦手。 嫌いではなくて、苦手。 でもすっぱ過ぎるのもちょっと困るかな。 酸味の中に甘さが広がる、そうね、そんな感じが理想。 でもまあ好みは人それぞれで。誰も自分以外の『一番』は決められないのです。 だからこそ お互いが『大切』だという奇跡に祈らずにはおれません。 ええ 『みかん』のお話です。
もしかすると 今夜もどこかでこんな物語が綴られているのかもしれない。 そして次にそんな経験をするのは 私かもしれないし、アナタかもしれない。 その行動を その仕草を 覚えていられたら また未来は、変わっていたのかもしれない。 二階で眠っている白猫を 無性に撫でたくなった。 大人に憧れる学生さんにも、大人でありながら恋愛の痛みを繰り返しているナイーブなアナタにも おすすめします。
恋愛中この作品の主人公と彼のような関係によくなる友人がいる。 ショートショートの醍醐味を最大限に味わっていただきたい為、細かい内容は差し控えるが そんな友人や、この作品の主人公が可愛く思えてしまう私も、実はミツな素質の持ち主なのかもしれない。 2ページで小気味よく綴られた恋愛ドラマを ぜひぜひ 『覗き』に行ってらっしゃいませ。
突然訪れる奇跡を運命と呼ぶのだろうか。 この作品の主人公、ユキは、多分、私達の身近にいる、男の子だ(社会人なので男の人の方が適切かもしれない) 芸能人や、御曹司や、社長でなく。生徒会長や、委員長や、オレ様でもない。どちらかと言うとつつましく生活している、決して、派手ではない、けれど、魅力的な男の子。 だから彼は私達と同じように、恋愛や会社で失敗したりもする。けれど、そんな彼の良さを知っている人は割と側にもいたりして隠れモテキャラとして読み手の心をドキドキさせてくれる。 そして、そんな彼が受けた、一件の間違い電話。 そこから物語は始まり、その謎が解けた時に、ユキと同様に、私達の心は鷲掴みにされるのだ。 この素敵な小説に。 クリスマスの為に綴られた、とても素敵な作品です。よくある恋愛ものとは少し違いますよ。 どうぞ、お楽しみください。
時々、発した言葉に後悔する つい、カッとなって とか 何だか面倒くさくて とか そんなくだらない理由で、言葉を粗末にしてしまう。 後悔したなら謝れば良いのに、相手が大切な人である程それが難しかったりして 自分でも、訳が解らない。でも、このままだとダメになる。 −−−そんな時、ぜひこの短編を読んでみてほしいと思う。 きっと大切な人に、素直になれる筈だから。
大好きな人っとずっと一緒にいる為に アナタなら彼に、彼女に、何をアゲル事が出来るでしょう。 何を伝える事が、出来るでしょう。 たった一度の恋愛で、生涯にただ一人の恋人をみつける人 何度かの恋愛を経て、最後の恋で最高の恋人をみつける人 恋愛に決まったカタチはないから、そのどちらが良いとは言えないけれど 今アナタが隣にいる人と、一生一緒にいたいなら、ぜひ、この作品を読むべきです。 ずっと、一緒にいる為に。
大切なキミに、たくさんのありがとうと祈りの言葉を。 この作品に綴られた言葉の全てに、ハラグロさんの想いを感じました。 ただ文字を書き散らすのではなく、心から溢れた想いをすくって大切に綴ると 言葉は命をもち 温度を持ち こんなにも、読む人の胸に響くのです。 ある言葉はツキリと ある言葉はフワリと。 青く広がる空がどこまでも見渡せるような 透明感のある優しい詩集です。 キモチが尖っていたりココロが濁っている時に開くと 明日の空の色が きっと、変わります。
ほんの5分 いや、3分もかからないかもしれないこの小さな物語を、ぜひアナタに読んでほしい。 切ない話だとか温かい話だとか 私には、説明出来ないから。 この物語の答はきっと アナタの心の中にしか、ない筈だから。
時々、全てが嫌になる。 そんな時、ふと、全てを捨ててどこかでやり直せたらと思う。 そんな度胸もないクセに。 大切に想ってくれる家族がいて、友人がいて、そんな事を想う私は我侭な子供なのかもしれない。 けれど、きっと誰にでも『気の迷い』はあるし その『気の迷い』で命を落とす人もいるのだと思う。 人は、弱く儚いもの。 けれど、強く逞しいもの。 もう歩けないかもしれない・・・そうアナタが思った時に出逢えるのが、この作品の主人公のような人だといい。 血の繋がりや一緒に過ごした時間の長さも大切だけど 信じられる相手は、弱音をはける相手は 今隣にいる人ではなくても、良いのかもしれない。 疲れている少年少女 溜息がちな社会人におすすめ。 美しい風景描写にも癒されます。
自分の一番深い記憶を探る。 覚えているのは、ひなたの匂い、祖父母の笑顔、私を抱き上げる、やさしい手。 子供の頃、当たり前の様に受けていた愛情を、この作品を読んで想い出した。 主人公の記憶に残るあたたかい手の持ち主は、ずっと逢いたかった人のものなのか・・・ 主人公のもとに、ほとんど年の変わらない美形の義理パパ候補が登場する事で物語は動き出します。 母親美里が主人公と義理パパ候補に仕掛けたミッションにはどんな想いが込められているのでしょうか。 つい応援したくなる主人公も魅力的なのですが、義理パパ候補の朱鳥くんも、お母さんの美里さんも素敵です。 ぜひ読んで 想われる心地良さを感じて下さい。
例えば あの人がホシイという気持ち。 その想いの理由を、アナタは答えられるだろうか。 純粋に『すきだから』と言える人は、一体どれ位いるのだろう。 あの人が『すき』だからほしい。 あの人を『自分だけのモノにしたい』からほしい。 あの人を『他の誰にも渡したくないから』ほしい。 もしかして私のしている恋愛は 『執着』かもしれない。 軽く読んでも深く読んでも楽しめる一作です。 さりげなく心を抉る描写が魅力。
オンナノコにオススメ。 もう絶対オススメ。 タイトル通りの素敵な作品なんですよ。 中でも今の私が一番オススメなのは『チュッ』です。 大切なダーリンがいるアナタはぜひこちらから☆ 現在片思い中、恋愛お休み中のアナタ そして 大好きな親友がいるアナタに読んでほしい詩もあります。 ほんとに、愛ある詩集です。
開かれるかもしれない じゅりさんの大切な仲間ばかりが集まるお食事会。 このお話を読むと、じゅりさんがどれだけあたたかい目で人を見ているのかが解ります。 まだまだ寒い日もあるけれど 心があたたかくなりました。
不思議な不思議な話。 少し怖くもあり 可笑しくもあり 私は1日1話ずつ楽しませていただきました。 ラストページには意外な結末が待っております。 オススメ。
水面の中に 君の、肩越しに そして 君の瞳に。 掴まえたいのは 輝く『月』だけではなく 目の前にいる 『君』・・・ 『好き』に気付く瞬間が、静かに美しく描かれております。 やさしい物語です。