体育館の天井に挟まっているバレーボール (okitamiku/著)レビュー

★★★★★

ネタバレ

いつでもいる、あのボール

私の学校の体育館の天井に挟まってるあのボール、いつ救出されるんだろうか。ふと上を見上げたときに誰もが思うことだけれど、そんな日常の疑問からこんな素敵なお話を生んだ作者様のセンスと発想力に圧巻です。是非たくさんの方に読んでほしい一作。

先輩が引越しちゃうんだって。3ヶ月付き合ってて、お昼の時間に毎回先輩のバレーを見に行っちゃうくらい好きなのに、先輩は引越しすること、教えてくれなかった。

ふたりの会話やすれ違いに心底心があったまる。甘くないし狙った胸キュンもない。だけど心にずっしりとくる温かいもの。先輩が素直になったとき、胸の奥を撫でられたような気分になりました。

どうかこの景色を、皆さんも覗いてみてほしい。是非ご一読を。体育館の天井に挟まったボールの気持ち、ちょっと考えてみたくなります。

野々原 苺
(2017/01/28/00:56)