愛してくれてありがとう。



なんて思い出していると



『ーー…ねぇっ!おねーさんたら!
はやく行こうぜ』



と言って私の肩に腕を回してきた男



………あぁ、忘れてた…

まぁ、ついて行けば夕飯代もうくし
あんな家に帰らなくてもすむだろう



そう考えた私は


「あっ、ごめんねぇ?
カラオケ?やったぁ!超嬉しい!」



男に寄りそい夜の繁華街へ歩きだした