愛してくれてありがとう。





表情を変えることなく、
私から目をそらすことなく…




『じゃあ、なんで
あんなところに毎晩いるんだ?』


「……別に」


『どうし、「あんたに関係ないっつってんでしょっ?何なの?何が知りたいの?
ウザいんだけど。





…………何年ぶりだろう…
こんなに感情を露わにしたのは…




怒鳴った後、ふとそんなことが
頭をよぎった






『…悪い』





ポツリつぶやくように言うと
翔は寝室を出て行った