愛してくれてありがとう。





次の日、私はまた繁華街に来ていた







昨日は1人だったし………
誰かぁー、はやく声をかけておくれ




なんて思いながら歩いていると




『おい』




後ろから声をかけられた





振り返って見ると










………………あ
昨日助けてくれた人だ







『行くぞ』





……ん?






「はい?」






…………今の私、そうとうぶっさいくな
顔してるわ……
あぁぁーー
いかんいか『ヤらせてくれるんだろ』










………………なるほどね
結局貴方もそれが目的なんだ…

昨日、助けてくれたのも…
全部嘘だったんだ

………顔…か…





ひきつる顔を無理矢理笑わせ



「ふふっ、いいよ
じゃあ、…行こっか」



この前の男にもしたように
翔……という人によりそい、
自ら腕を絡ませホテルへと向かった