私の中で何かが切れ、
ぶわぁっと涙が溢れた




「…っく、なんでぇ?
なんで私なの?…ヒック…
みんなに…みんなに嫌われたくないよぉ
嫌だぁぁっ!!」







すると、急に暖かくなった



ポン、ポン、と規則正しく
頭がたたかれていく





………先生に抱き、しめられてる?




そう思うのに時間はかからなかった






『ひーな、落ち着いて、…な?
陽菜の仲間はこんなことで
お前を嫌うのか?違うだろ?

少なくとも俺はそう思うぞ

この前、高橋さんと話したけど、
陽菜を宜しくお願いしますって
頼まれたよ
嫌ってたら頼みなんかしないだろ?』




………

先生と言葉がスゥっと胸の中に入ってく



いつのまにか、泣き止んでいた