あたしが美咲に、 南くんへの気持ちを伝えたら。 あたしの初恋だからって、 あたし以上に張り切ってる、っていうか……。 一生懸命応援してくれるのが、 よく伝わる。 「あっ…南くんだ……」 この頃、よく見つける。 ううん……目が勝手に、 南くんをピックアップしちゃうんだ。 ハチマキをして、 体育着を着崩して……。 ダメだ……カッコいいよ……。 胸が、高鳴る。