謝ることしかできねぇけど、 こころを傷つけたことには………代わりねぇ。 「……ごめんな…」 手すり越しに中庭が見えた。 そこで小さくうずくまってる人がいた。 こっからじゃ、人の判別がつかないけど きっと……こころだ。 いや、こころに違いない。 泣かせたくないのに……………泣かせたくなかったのに。 俺はこころが好きすぎて、 まわりが見えていなかったんだ。