□□□□□ 七年後の春…―――。 あれから、キミはあたしの呼び掛けに 一度も答えてくれなかった。 会えなかった。 ―――そんなとき。 あたしは、看護師を目指していた。 なんでなりたかったのは、簡単な理由。 『みんなに笑顔になって欲しいから』 ただ、それだけ。 ―――高校三年生のときから、 いつも美咲は言った。 『忘れて、進みなよ』って。 無理なんだよ、忘れられないの。 そんな脱け殻状態のあたしを、 唯一生きているような感覚にさせたのは 『目標』があったから。