イケメン王子の花メイド







屋敷の中に入ると私は制服を渡された。


そして促されるがままに一つの更衣室らしき部屋に通される。



メイド服を見つめて、私は次第に緊張してきた。




今日から滝沢グループの社長のお屋敷でメイドとして働くんだ。


あまりにも現実味がない話だ。



でもこのメイド服と、何もかもが綺麗なこの部屋を見て実感する。


……順応しなきゃ。




私は先程の執事である横山さんに言われた通りにメイド服に着替えることにした。