イケメン王子の花メイド








――――――――――――
――――――……




キラキラとカーテンの間から朝日が差し込んできた。

眩しいと感じつつ、私はまだハッキリと開かない瞼を瞬かせる。





「……ふぁ…」




欠伸を一つして、私は大きな窓の方へ目を向けた。



……朝だ。

私、いつの間に寝たんだろう。



むくりと体を起こしてから私はじっと窓の外を眺める。


頭がまだぼーっとしてる…。



……あれ?


私、昨日どうしたんだっけ。


確か棗様が居眠りするのを見張ってて…それで椅子に座ってて……――




私は目を見開いた。