イケメン王子の花メイド





「あらぁ花ちゃん」




その時、角から茜さんが曲がって来た。

私は立ち止まって反射的に彼女を見上げる。





「あ…かねさん…」




優しい茜さんの笑顔を見た私は、一気に感情が高ぶるのを感じた。


私の涙腺はことごとく崩壊だ。




「ううぅ〜…っ」


「あらあらぁ」




優しく包み込むように私を抱き締めて、ポンポンと背中を叩いてくれた茜さん。


そんな優しさに、私は更に泣くのであります。