【完】斜め前と、ちっぽけな涙。

「あっー!!そうだっ!由美ちゃん、今日まなと君と帰る日だった!ごめんっ」




「白井との話は終わった?(笑)あ、矢崎君と帰るの?了解、明日こそはカラオケ行こうね」




「うんっ!!由美ちゃん大好きぃ」




「はいはい」



「由美ちゃん、たくと、ばいばーい!」



そして私はまなと君の元へ走って行った。




久しぶりの放課後デート。




そう、あたしこう見えても彼氏いるんですよ?




しかも、中2の時から付き合ってるんです。




あのときは、たくとに自慢しまくって、若干引かれたっけ。



恋の相談も、友達との悩みも、たくとばっかに聞いてもらってたなぁ…




意地悪だけど、実はすっごく優しいところもあるんだよ?





そして何より意外なのは、すっごく泣き虫な、たくと。



あたしが、好きな人教えただけで、泣いたりして。




あれは、よく分かんなかったけど…




友達とケンカして泣いたり、先生に注意されて泣いたり、本っ当に泣き虫。