【完】斜め前と、ちっぽけな涙。

「真面目くんとか思ってた?俺、頭いいけど、人と関わるのめんどくせぇだけだから。真面目とかじゃねーからな」




そう言って、ジロッとあたしを睨む怖い真面目くんの瞳。




「ま、真面目くん…ご、ごめんよ」




「は?真面目くん?へぇ、そんな風に呼んでたんだ?」




ひいいぃぃ!…………やらかした。




だって、名前合ってるか自信ないんだもん……



「い、池田くんだっけっ!?」




あたしは、勇気を振り絞り、聞いてみた。




隣でたくとは、お腹をかかえて笑いをこらえてる。




えっ、あたし変なこと言った…?





「池田って誰だよ…石田だっつーの」





真面目くん…じゃなくて、石田くんは、そう言った。




あ、あたし今相当最悪なことしたよね…





「すみませ…




「黙れば許す」




「は、はひっ!!」