「なにが起こったのか説明してくれない? 私状況を把握しきれてない・・・」 この場で状況を把握できないのは辛い。 「お前が発動させた魔法は俺の族の魔法だ。 しかも強力な魔法だ。 それをあれだけの魔力で発動させられたら、 誰だって命の危険を感じる。 特に近くにいた俺たちはな」 なるほど・・・。 「なんかごめんなさい」 「危なかったのは事実だが良い魔法だった。 俺達からもう教えることはないだろう」 先生が優しく微笑む。 おぉー、格好いい・・・。