難プリ(難アリ王子様)

ガザザザッ!

「!?」

突然、物音が聞こえた!
しかも遠くない距離で――!

「――あ!」

私の視界に、またあの白い影が映る――!

「いやああぁ!!」
「初菜!」

ぎゅっ――と、灼呀くんが庇うように抱き締めてくれた。

白い影はガサガサと激しい音を立てながら、こちらに向かって来ている――!?

逃げられない――!!

「いやあああああああ!!!!」
「いやあああああああ!!!!なのは、こっちだ―――ッ!!!!」
「!!??」

私が心の底から絶叫した直後――。
なんと、その白い影が叫んだのだ。

私は目をぱちくりさせて、その白い影を見つめた・・・。

――あ。
この人、知ってる・・・・・・。