難プリ(難アリ王子様)

――ぐいっ!

「え?」

突然、腕を引かれて、バランスを崩した私――。
するりと白笑さんから解放されたかと思うと、背中にトンッとぶつかるものがあって振り返る――。

「お前、無防備過ぎ」

背後に立っていたのは、灼呀くんだった。

――あ、また・・・。

灼呀くんと白笑さんが睨み合う。

「ちょ、ちょっと二人とも!仲良くしてよ・・・!」
と訴えてみるも、二人の耳にはまるで届いていない様子。

「――フッ。誰のせいだと思ってるの?」
「え?」
見ると枢弥くんがおかしそうに笑みを浮かべていた。

「初菜ちゃんを取り合って喧嘩しちゃってるんでしょー?
だからゼーンブ初菜ちゃんのせ・い」
そんな・・・。