難プリ(難アリ王子様)

「いいいいい、いまっ・・・!窓の外に・・・白いのがっ・・・!!」

腰が抜けて座り込んでいる私に、白笑さんが手を貸して立たせてくれる。

「どうしたの?」
遅れてやってくる枢弥くん。

「初菜が幽霊を見た」
「マジで!?」
らんらんと目を輝かせる枢弥くん。
そっか、ホラーとかオカルトは大好物だったもんね。
「ちょっと灼呀くん!まだそうと決まったワケじゃ・・・!」
違ってたら期待させといて申し訳ないので、一応訂正しておく。

「本物かどうかは置いといて・・・。このままじゃ一人で怖くて眠れないんじゃない?」
白笑さんが心配してくれた通り、とても一人にはなりたくない・・・!
私はコクコクと頷いた。

「俺の部屋で寝ればいい」
随分さらっと言ってくれる。
「いや、それなら僕の部屋でもいいよね?」
「ちょっと待ったァ――!!初菜っちは私の部屋で預かろ――う!!」
翠斗さんが叫んだ直後――