「ああ! 今日もたのしかったー! たくさんの人が悠クンの歌を聴いてくれたね? すっごくうれしいなー!」 そういいながら、 いつも通りの片付けをする菜奈に 僕はいつも通りの言葉を返す。 「みんな菜奈の歌声に感動して 聴いているんだよ。 菜奈が歌っているからこそ、この歌には意味があるんだ」 そういうと 菜奈はそんなことないよーって また、いつも通り笑った。