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「ねぇ山崎……私、本気であの人のとこ行かなきゃかな?」




そして、伊東さん達が入隊してから数日後。


学問など、様々な物において優れていて、さらに人柄まで良い伊東さんを、局長は大層気に入ったらしい。


そこで伊東さんの歓迎会を開くことになったのだが、小松が何だか浮かない様子だった。


副長に、伊東さんの酌をしろと頼まれたらしい。




「……まぁ、副長が言った事だから仕方ないだろ」


「ほっ、本気で?」




俺の見る限り、伊東さんには裏がある可能性がある。


だから、本当は行ってほしくないのだが……。