あたしの堅い意思にシンはとうとう諦めて殴る手を止めた。 そして そのまま何も言わず仲間たちと一緒に出ていった…。 …本当にこれで諦めてくれたんだろうか? 急に全身の痛みを強く感じた。 けれど 体の痛みより心はもっと痛いような気がした… …斗真はどうしているんだろう? きっとあたしが仕向けた事だと、気づくはず。 そして もう二度とあたしを許してはくれないだろうね…? そんな事を思いつつ… あたしは起き上がる事も出来ず、意識が徐々に薄れていった。