永久鬼ごっこ


「しかもみんなのメアドを知っている人なんていないと思うし、あたしのメアドを知っている人なんてほんの一部だもん!」

「誰かのに聞いたとかあるじゃん!学校で正汰が言ったみたいに、裏サイトで調べたとかあるじゃん!心配しすぎだよ!」

あたしがまた少し怒鳴る。
そしてそんなあたしを落ち着かせようと千沙はあたしに言い返す。

確かに誰かに聞いたのかもしれないし、裏サイトを利用したのかもしれない──

でも………

「でも、そうだとしても不自然だよ!みんな見たことのないメアドだし!」

あたしがそう言ったとき────

─ピリリリリッピリリリリッ─

あたし達の携帯が、音を鳴らしながらブルブルと震えている。

まさか─

あたしは急いでメールを見た。
そこには同じメアドだった。

そして、メールを見てみると。

あたしは一瞬にして背筋が凍りついた─

「う、嘘…で、しょ…?」

あたしは次第にガタガタと震えだした。

「ど、どうしたんだよ!あのメールになんか変なのでも書いてあったのか?」

他のメンバーもそのメールを見て、静かになり部屋には凍りついた。