永久鬼ごっこ



─ピリリリリッ…ピリリリリッ─ 

さっきまで騒がしかったリビングはあたし達6人の携帯が、一斉に鳴った事で静まった。

「え…?な、何?」
未桜が、少し震えながら小さな声で言う。
あたしはまさかと思い、携帯を見る。
携帯に表示されていた時間は“6時6分”だった。

「まさか…ね」
あたしはなんかの偶然だと思い、メールを見た。

───だがあたしは目を疑った。
そのメールには…

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18:06

From:不明
件名:なし

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只今から、
“永久鬼ごっこ”を始めます。

なお、このメールがきた者は必ず
参加しなければなりません。

ルールの説明をもう1度します。

2066年6月6日の午後6時06分
に“永久鬼ごっこ”を行います。
終わるのは午前0時です。
鬼は長い髪に、黒い服の少女
です。
範囲は街全体で行います。
もちろんショッピングセンターの
逃げ込みも可能とします。
ですが、もしもこの街から出た場合
には処分とさせていただきます。
鬼に捕まれた人も罰として処分し
ます。
死んだ人の名前、そして鬼の
現在地をメールでお知らせします。

以上です。

止め方は後ほどお知らせします。
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