あたしはただ、静かに泣いている千沙を見守ることしか出来なかった。 そんな自分に少し嫌気がさしていた。 「結美!」 少したってから、正汰達があたしの所にやってきた。 「千沙…ちゃん?」 未桜が街灯に当たっている千沙を見つけ、小さく呟いた。 「亮介は居ない…のか?」 いつもは冷静な隼人君が少しあせった様子で呟いた。 その時───── ─ピリリリリリッピリリリリリッ─ あたし達しか居ない静かな裏路地に5つのメールの着信音が鳴り響いた。